韓国車が優勢で日本車は劣勢?インドの自動車市場とシェア

インドで売れている自動車メーカはどこ?

2019年末現在、マルチスズキのシェアが徐々にですが

ヒュンダイ自動車に奪われ始めています。

これはデータから明らかですし、現地での体感と一致します。

今後のインド市場で王者マルチスズキにとって代わることがあるのか?

メーカに対する現地の評価を紹介しながら記事にまとめます。

2019年インドの自動車メーカ別販売シェア

順位 メーカ 2019年4月-10月
販売シェア %

2018年4月-10月
販売シェア %

1 マルチスズキ 50 53
2 ヒュンダイ 19 16
3 マヒンドラ 7.5 6.5
4 トヨタ 5 4.5
5 タタ 4.8 6
6 ホンダ 4.5 5.5
7 フォード 2.7 2.9
8 ルノー 2.7 2.3
9 フォルクスワーゲン 1.1 1

主要自動車メーカの販売シェアのデータ。

2018年、2019年の4月から10月まで半年の期間です。

1位のマルチスズキは50%のシェアをもっていることがわかります。

2位にはヒュンダイ自動車がランクインしていて、すでにトヨタやホンダよりも

シェアが高いことがわかります。

日本が誇るトヨタはインド市場では5%のシェアもとれていません(泣)

そして2018年から2019年にかけてマルチスズキ、タタ自動車がシェアを落とす中

ヒュンダイが勢力を伸ばしてきていることが見てとれます。

トヨタやホンダが苦戦している理由

トヨタやホンダが苦戦している理由として考えられるのは

価格戦略とラインナップにあります。

低価格戦略で販売台数を稼ぐマルチスズキに対して、

トヨタ、ホンダは高品質を掲げて車両価格が高額に設定されています。

トヨタは大型SUVの「フォーチュナー」や7人乗りのミニバン「イノバ」

ホンダは高級セダンの「シティ」と大衆セダンの「アメイズ」が主力製品です。

対するマルチスズキは小型車両の「アルト」からSUVの「S-Cross」まで

用意されていてラインナップが豊富

価格重視のインド市場では品質よりもまずは価格が重要視される傾向が強いので

低価格車種を充実させなければシェアはとれません。

逆に、高級車の市場はトヨタがしっかりと握っているため、

トヨタのシェアは今後も大きく下がることはないでしょう。

ヒュンダイがシェアを伸ばしている理由

ヒュンダイがシェアを伸ばしている理由は以下が挙げられます。

  • 車両の価格設定が絶妙
  • 小型SUV人気
  • デザインが秀逸

ヒュンダイで人気の車種は小型SUVの「クレタ」と「ヴェニュー」です。

*先日インド人の同僚が購入したヴェニュー

インドは都市部でさえ悪路が多く、スピードブレーカのギャップも多いので

SUV人気が高いです。

従来SUVと言えばマヒンドラ社でしたが、大型SUVしか選択肢がありませんでした。

最近になって、ヒュンダイの上記小型SUVやマルチスズキのブレッツァが

小型SUVとしてベストセラーとなりました。

価格もRs.1,000,000を切る設定がされているので、

庶民でも何とか手が届くレンジに収まっていると言えます。

価格設定に加えてヒュンダイのSUVはデザインが秀逸です。

好みの個人差があると思いますが、シティSUVのかっこいいデザインに

なっていると思います。

インド人に聞いた メーカ別格付け評

  1. トヨタ
  2. ホンダ
  3. タタ
  4. マヒンドラ
  5. ヒュンダイ
  6. マルチスズキ

今回、5名のインド人に自動車メーカ上位6社の品質格付けをしてもらいました。

価格レンジは考慮せず、メーカに対するイメージです。

5名なので信頼性としては低いですが、

トヨタの1位とマルチスズキの6位は5名とも意見が一致しています(笑)

意外だったのはタタの評価が高いことで、鉄鋼会社(Tata Steel)を

グループ会社に抱えているので、鉄の品質がとても良いことが理由として挙げられていました。

ヒュンダイの評価はもっと高いかと予想していましたが、

マルチスズキよりは良いというイメージのようです。

まとめ

  • インドの自動車市場ではマルチスズキが50%のシェアを持っている。
  • 最近はヒュンダイが価格設定、デザイン性、マルチスズキよりも
    高品質を武器にシェアを伸ばしてきていてシェア率は2位。

  • トヨタは高級車市場を押さえているが、小型車両のシェアをとれていない。